”診療が始まっている”という安心感
まず、初診の患者さんには、事前にメルプWEB問診にて最低限必要な情報(年齢、主訴、自覚症状の程度、小児の場合は体重)を入力していただきます。WEB問診は基本的にすべての患者さんが対象で、事前の入力がない場合は来院後にQRコードをご案内し、その場で入力してもらいます。スマートフォンを所持していない方やご高齢の方に限り、紙問診で対応しています。
これにより、患者さんご自身に「問診に回答=診察が始まっている」という意識を持っていただけているようで、受付から診察までの流れが明確となり、ご自身の順番や進行状況を把握されている印象です。そのため、待ち時間に対する不安や不満が軽減されるという効果も見られます。
ただし、WEB問診はあくまで診療の出発点であり、医師は診察時に患者さんと対話をしながら、状況に応じて情報を補完しています。必要な情報のベースを問診で押さえ、残りを診察中に精緻化するイメージです。